洋のダイニングとしての鉄板焼きカウンターと、和の佇まいの寿司カウンターと個室が共存する空間にしたい。

その相反するオーナーの希望を50坪のレストラン居抜きという既存の制約がある中で実現しようと試みた。

 

入口側に洋の鉄板焼きエリアがあり、奥に和の寿司エリアがあるというレイアウトの中でその2つの異なるモノを溶け込ますよう、

洋のオーク材と和のタモ材という似た木目を持つ木をそれぞれの空間に絶妙に混ぜ合わせることとした。

その微妙に異なる木質の中でゾーニングを曖昧にし、飛び跳ねる本マグロをダイナミックに描いた発光壁などを挿入することで、

店内奥に進むにつれて移り変わるシークエンスを意識しながら空間を構成していった。

 

そんな鉄板焼きと寿司というコンセプトから出来上がった曖昧な空間は、銀座でも特異なレストランの質を帯びているように思う。


住所:東京都中央区銀座3-2-5 ギンザグラッセ8階

URL:https://kadohachi.owst.jp